2018年11月23日7:00、ジョージアの首都トビリシから世界遺産ウシュグリへの基地となるメスティアへ。トビリシ駅前からミニバスで7〜8時間。30ラリ(1260円)。まずジョージアの西の端ズグディディに向かい、ここからコーカサス山脈への山道になります。ジョージア人は運転が荒く、車がよく揺れるので注意です。景色は右側の席がおすすめです。メスティアの手前からこの地方(スヴァネティ)独特の「防御の塔」がある村をいくつか通り過ぎます。
途中の道路脇で売られていたミカンと野菜。
メスティア到着。
メスティアの宿はドミトリーや安いシングルルームが無いので一人だと高くつきます。 「G.H of Manoni」(Manoni's House) ツイン15ラリ(630円) トイレ、シャワー別。雰囲気が良くフカフカの布団でした。夕食可10ラリ、自家ワイン赤1リットル10ラリ。
メスティアは標高1500mを超える風光明媚な小さな街で、多くの「防御の塔」があります。防御の塔は外敵を防ぐ高さ20m位の石造りの四角い塔で大家族の家に一つあります。家屋とはしごでつながっていて、入口は2階以上にあり取りはずせる様になっています。いくつかの塔は中を見学ができます。私が見学した塔は無料でしたが、博物館になっている所は有料かも。
大家族の家に1つの塔があります。
中の階段もはずせるようになっています。
最上階です。
家の下に道路が通っています。
世界遺産ウシュグリはアッパー・スヴァネティと登録されています。メスティアから50km山奥にある小さな村で、標高2200mでヨーロッパで最も高所にある定住村と言われています。定期の交通機関が無いのでバスチケット売り場などで一日ツアーの車をアレンジしてもらいます。今の時期は観光客が少ないのでいつでも行けるわけではありません。高くなりますが車のチャーターは可能です。またシーズン中はウシュグリでの宿泊も可能です。私の場合、運良く5人集まり料金は一人35ラリ(1470円)でした。片道2~3時間で、メスティアを出発するとすぐに雪道になりました。
メスティア近くの村。
ウシュグリ到着。
村の奥、シュハラ(シハラ)山5200mを背景に建つ12世紀の「ラマリア教会」山の向こうはロシアです。
豚がエサを探していました。
下の村。
犬と友達になりました。
トビリシに戻り、東100kmの山(丘)の上にあるシグナギへ(地図ではグルジャーニの少し東南になります)。ミニバスで約2.5時間、6ラリ(250円)。トビリシからは日帰りで行く人も多くいますが、私は予約なしで行って2泊しました。 「G.H Angelina koko」ドミトリー12ラリ(500円)。バス停から右手に少し行った古い民家で、近くに数軒ありました。トビリシと比べると割高です。
シグナギは城壁が残る古い街で景色も素晴らしい人気の観光地です。
雪山はコーカサス山脈で向こう側はロシアです。下の平野はワインで有名なカヘティ地方です。
旧市街のSt.ジョージ教会でアルメニア映画の撮影をやっていました。
シグナギの街、アート、ネコ達。
パンを食べていると犬が寄ってきます。
柿と鳥。
バスで山を下りテラヴィへ。世界最古のジョージアワインの故郷と言われるカヘティ地方の中心的な街です。旧市街は小高い丘にあり、伝統家屋が残り、コーカサスの山々の眺めが良いです。近くにはワイナリーも多くあります。
宿は旧市街にある「Hostel Ajime」ドミトリー10ラリ(420円)。予約して行きましたが、久しぶりの汚いホステルでした。なぜか長期滞在者(日本人も)が数人いて、聞くとオーナーとの交渉で宿泊代が半額になるそうです。オーナーを含めてユニークなホステルでしたが、女性にはおすすめ出来ません。ここも宿代はトビリシと比べると割高です。
バトニス・ツィへ要塞の門。かっては王の居城でした。
市場
生きたコイを売っていました。
ジョージア名物のチーズパイ(ハチャプリ)。簡単な食事になります。ジョージアにはハチャプリや惣菜パンの専門店が多くあるので便利です。
次回(4/15予定)はジョージア第2の都市クタイシです。世界遺産の古い教会がある古都です。
ありがとうございました。