2018年11月26日 ジョージアの首都トビリシの西約220kmにある、ジョージア第2の都市「クタイシ」へ。
ミニバスで3時間30分、15ラリ(630円)、頻発。 トビリシのバスターミナルは行先によって場所が違うので注意です。大型ワゴンタイプのミニバスが多く、出発時間が決まっている場合と満員になってから出発する場合があります。
宿は「Hostel Forrest」ドミトリー9ラリ(380円)、朝食付き。 市心のロータリーから少し登った高台にあり、広い敷地の邸宅でした。ドミトリーは大型のシングルベッド4台とダブルベッド1台だけで、その他はゆったりとした3人部屋1つと共用スペース、キッチン、広すぎるシャワー+トイレ+洗濯ルームがあります。フレンドリーな奥さんが趣味でやっている様な感じでした。
朝食はまあまあ。
クタイシは紀元前10世紀頃からの古都ですが、古い遺跡は残っていません。
高台にある世界遺産「バグラティ大聖堂」へ。 11世紀に建設されましたが、1692年にオスマントルコの襲撃によって天井が崩落したまま近年まで廃墟になっていました。そして1994年世界遺産に登録。しかし、その後ジョージア正教会に返還され、綺麗に再建された為に現在は危機遺産になっています。内も外も綺麗になり過ぎた感じで情緒にやや欠けます。
内部正面の至聖所。
二組目の結婚式。
クタイシの北11kmの山の中腹にある世界遺産「ゲラティ修道院」へ。ミニバスで20分、1ラリ(42円)。運行本数が少ないので注意です。12世紀初頭に創設され、永らくジョージアの学問の中心として繁栄しました。
正面至聖所。
聖母マリアのモザイクやフレスコ画は12世紀のオリジナルです。
ここを建てたダヴィド4世。
ダヴィド4世の墓(一番手前の敷石)。踏まれるたびに思い出してもらう為に、門の通路に作られています。
ミニバスが少ないので歩いて山を下り、途中から少し山に入った所にある「モツァメダ修道院」へ。そしてブラブラ歩いてクタイシまで帰りました。
クタイシ寸景。
小さなフリーマーケット。
ジョージア文字は可愛らしいです。
ドラマ劇場の前。
雨樋の飾り。
市心のロータリーにある動物噴水。
クタイシ最後の日は自家製ワイン飲み放題で有名な「Medico and Svlico's G.H」(メディコの家)へ。「Hostel Forrest」の近くでした。 ドミトリー15ラリ(630円)、夕食10ラリ、朝食5ラリ。昼頃行くと、さっそくワイン(飲みやすいロゼでした)と軽い食事がでました。夕食(18:00!!)は家庭料理を家族(5人でした)と一緒に食べます。
夕食とロゼワイン。
旦那のスリコは酒飲みです。角杯でイッキ飲み。私も飲みました。
2つのグラスを同時にイッキ飲み。
朝食(10:00!!)に出たピンカリ。大型の小籠包風でジョージアの名物料理です。
クタイシの南約80kmのところにある小都市「アハルツィヘ」へ。トルコ国境に近い古都です。
丘(岩山?)の上に広く「Rabati城」があります。9世紀からの歴史がありますが、改修されたのは近年です。
城門。一部無料の場所があり塔にも登れます。
モスク(黄金のドーム)とキリスト教会が混在しています。
今回でジョージア(グルジア)は終わります。ジョージアは現在ロシアと紛争中のウクライナと同じく旧ソ連の国で距離も近いです。 ジョージア国内にも親露派が統治していてロシア軍が駐留している地域が2ヶ所あります。ジョージア全体の20%にもなります。最近、ここからロシア軍がウクライナに派兵されたとの情報がありました。
次回(4/20予定)はジョージアの南隣の国、アルメニアです。
ありがとうございました。