アルメニア共和国はジョージア(グルジア)の南に位置し、トルコ、イラン、アゼルバイジャンとも国境を接しています。九州より少し小さい位の山国で、人口は約300万人です。 紀元前9世紀からの古い歴史があり、世界で最初にキリスト教を国教とした国です。ちなみに接しているトルコ、イラン、アゼルバイジャンはイスラム教国です。そしてトルコ、アゼルバイジャンとは仲が悪いので陸路での出入国は出来ません。
2018年12月12日、ジョージアの首都トビリシからアルメニアの首都エレヴァンへ。乗り合いタクシーで5~6時間。50ラリ(2100円)。 国際バスや夜行列車(9~10時間、冬季は隔日運行)もあります。 出入国は簡単で、ビザなしで180日滞在出来ます。(ジョージアは1年でした!) 本日のレートは1ドラム=0.24円。
アルメニア人のドライバーはジョージアで豚肉を仕入れていました。 沿道には豚肉屋が多くありました。
エレヴァンの安宿もバラエティ豊かです。私は計34泊して6軒に泊まりました。ドミトリーで300円位からあります。その中で「ジェイアールズ(JR's)ハウス」は朝食が豪華な事で有名です。ドミトリー2205ドラム(530円) 朝食付き。ロケーションがやや悪く、トイレが少ないのが残念でした。
写真以外にパン(ジャム、バター)、フルーツ、コーンフレーク、ヨーグルトなどがあり食べ放題です。
ネコが7~8匹いましたが家の中には入れていませんでした。
アルメニアの首都エレヴァンの起源は紀元前8世紀まで遡りますが、遺跡などは残っていません。周囲には小高い丘や深い谷があり、起伏に富んだ地形になっています。街の中心は「共和国広場」で、アルメニア特産のバラ色の石を使った建物で囲まれていて壮観です。夏期の夜には噴水ショーが催されます。
広告は有名な「アララトブランデー」でエレヴァンに工場があります。
共和国広場東側の公園では週末に、大きな民芸品マーケットが開かれます。平日は常設の店が少しだけやってます。
文字はアルメニアのアルファベットです。
共和国広場から北にしばらく行くと高台があり、118mの高さまで階段状の公園「カスカード」があります。地下にはエスカレーターがあり現代美術のギャラリーにもなっています。エレヴァン市内が一望でき、天気が良いと旧約聖書で有名な「ノアの箱舟」が漂着したとされる「アララト山」が間近に見えます。
アララト山(5165m)夕景。左は小アララト(3925m)
頂上右手に「アルメニアの母像」
階段や階段手前にも多くのアートがあります。
街には多くのアルメニア使徒教会があり、時々結婚式があります。ジョージア正教と違い中には椅子があるのでゆっくり出来ます。世界遺産で有名な教会、修道院は郊外にあり、次回の予定です。
「St.zoravor Church」隠れた所にある雰囲気の良い教会です。
「聖グリゴル・ルサヴォリチ教会」新しい大きな教会です。
「聖アンナ教会」市中のオペラ劇場近くにあります。
「St.sargis教会」深い谷に架かる勝利橋近く。
共和国広場から南にしばらく行くと「第二市場」(グミマーケット)があります。
ドライフルーツがきれいにパックされています。
イクラ1パック1000ドラム(240円)。
イクラはサラダにして食べました。赤ワインと。黒パンは栄養があるので、あったら食べるようにしています。
魚3尾1000ドラム(240円)。セヴァン湖の魚と思われます。生魚は時々しか出回りません。ジョージアでも見かけました。
中国醤油と酢をポン酢代わりにしてちり鍋風。まあまあの味。ソテーや唐揚げにもしました。
同じ魚の燻製。1尾200ドラム(48円)。温野菜とサラダ風。やや塩気が強いけどまあまあの味。
「シャウルマ」肉と野菜をラヴァシュ(薄いチャパティ風のパンでアルメニアでよく食べられています)で巻いたスナック。専門店があります。
左がひき肉のアルメニア風ピザ「ラフマジョ」。300ドラム(72円)。 惣菜パン、ピロシキ屋が多くあるので便利です。
食堂で肉の串焼き600ドラムと生ビール500ドラム(120円)。肉の下と右側のフォークの下が薄パン(ラヴァシュ)です。
次回(5/1予定)はエレヴァンと近郊の世界遺産です。
ありがとうございました。