2017年12月 チリ共和国の首都サンティアゴから1024km南にある街「プエルト・モン」へ。夜行バスで約13時間、20000ペソ(3600円)。最も高いバス会社は35000ペソ(6300円)でしたが、車両の優劣はあまりありません。今までと同じく食事休憩は無く、夕・朝食時にはジュースとクッキーがサービスされました。
プエルト・モンに近づくと北部の海岸砂漠地帯とはガラリと変わり、森林・湖沼地帯になります。
「プエルト・モン」は南部パタゴニア地方への入口になり、ここまで来ると夏でも涼しくなります。街自体には見どころは少なく、そのためか安宿は少く、私はサンティアゴのホステルで日本人旅行者に教えてもらった民泊(オスペダへ)に泊まりました。 「Lodging Maggy」ドミトリー8000ペソ(1440円) 朝食付き。部屋はシングルベッドの4人部屋でゆっくり出来ましたが、キッチンは使えませんでした。バスターミナル近くの丘の上(Porvcnir52)にあり、看板はありません。
街の前に広がるレロンカビ湾。
近くのカルブーコ火山2015m。
海辺の伝統家屋。
公園の巨大人形?
公園で餌を食む鳥。
プエルト・モンの一番の見どころは小さな漁港「アンヘルモ」です。海沿いにあるバスターミナルの南西約1.5kmのところにあります。
チリ・サーモンは日本にも輸出されています。
市場があります。
左上はタコです。
生ウニ360円。上はセビッチェ(魚介のマリネ)。
魚貝類以外の店もあります。
土産物屋では首飾り状の干し貝や昆布に似た海草を売っています。
そしてここにも、市場から出る魚のあらを狙ってアザラシが集まっています。*後で調べたらアザラシではなくアシカのようです。
エサ(魚のあら)待ち。
遊び、昼寝。
プエルト・モンの南西55kmに観光的なチロエ島があり、1泊してペンギンコロニーツアー(12~3月)に行きました。が、カメラのメモリーカードの写真を消してしまいました。😭 この写真はグーグルフォトに少しだけ残っていたものです。マゼラン・ペンギンです。
今年生まれた子供です。
プエルト・モンから南部パタゴニアのマゼラン海峡を臨む街「プンタ・アレーナス」へ向かいます。週一便、3泊4日のフェリーがあり、風景の良いフィヨルドを航行するので人気があります。が、安いドミトリータイプの部屋が満員であきらめました。そして夏期だけに運行するバスにしました。週3便、約30時間、40000ペソ(7200円)。プエルト・モン以南のチリ国内には自動車道路がないので、アルゼンチン領内を走り、アルゼンチン内のバスターミナルには寄りません。食事休憩は2回だけあり(チリペソ可)、そのほかは飲物と軽食がでました。出入国は簡単でしたが、チリ入国の場合は食料品のチェックが厳しいので注意です。
アルゼンチン領内の途中からは大西洋側に出る、大回りのコースになります。
11:00発 座席はゆったりと広く、乗客は1/3位でした。
アルゼンチンに入るとすぐに風光明媚な観光地バリローチェを通ります。
バリローチェの街とカテドラル山。氷河に削られて尖った峰々がカテドラル(教会)のように見えます。
夜が明けるとそこはアルゼンチン・パタゴニアのパンパ(平原)でした。
時々グアナコを見かけます。グアナコはアルパカ、リャマ、ピクーニャと同じラクダ科でピクーニャよりひと回り大きいです。現在はパタゴニアだけにしか棲息していません。
アルゼンチンの大西洋側の街プエルト・サンタクルス。
道路脇によく見かける花「ルピナス」
16:30 チリ共和国プンタ・ アレーナス到着。運賃40000ペソ(7200円)のこのバス旅は値打ちがありました。ちなみにサンティアゴ↔プンタ・アレーナスの飛行機代は安いです。(この時で約80USドル)
次回(11/5予定)はプンタ・アレーナス(チリ)と世界最南端の都市ウシュアイア(アルゼンチン)です。
ありがとうございました。