2018年3月 ブラジル側のイグアスの滝へ行く為に、パラグアイの首都アスンシオンからブラジルとの国境の街「シウダー・デル・エステ」へ向かいます。アスンシオンの東約320kmのところにあり、バスで6〜7時間、60000グアラニー〜(1200円〜)。
宿は「ハミングバード・ホステル」ドミトリー50000グアラニー(1000円)朝食付き、キッチン有り。近くに大型スーパーがあります。アスンシオンからのバスはホステルの近くを通るので、途中下車できます。
「シウダー・デル・エステ」は親興都市なので見所はありません。ブラジルとの国境にはパラナ川が流れていて、上流に世界一巨大なイタイプー・ダムがあり見学可能です。
「イグアスの滝」はイグアス川(ブラジル)の下流にありブラジルとアルゼンチンの国境にまたがっています。そして滝の少し下流でパラナ川と合流します。私は38年前(1980年)にアルゼンチン側には行ったので今回はブラジル側だけです。2018年はブラジル入国にはまだビザが必要でした。が、パラグアイからの1日だけの入国にはビザは免除になります。アルゼンチンからは1日だけでもビザが必要です。 国境(税関)の800m手前の小さなバス停(メインストリートのサン・ブラス通り)からブラジルの国境の街「フォス・ド・イグアス」行のバスに乗ります。10000グアラニー(200円)。バス停附近には両替屋がいてブラジル通貨レアルを入手できるので、フォス・ド・イグアスから滝までの往復のバス代を両替します。
バスは税関・イミグレには寄らないで、パラナ川に架かる国境の橋(友情の橋)を渡ってブラジルに入ります。ブラジル側もノンストップで進み、20〜30分でセントロの近距離バスターミナル着。ここでイグアスの滝(国立公園)行に乗り換えます。往復7.10レアル(250円)、片道約40分。残ったレアルは近くのスーパーマーケット内の両替店で再両替出来ます。硬貨も可。
「ブラジル側イグアスの滝」の入場料は23USドル(当時のレートで2650円)でブラジル・レアル、クレジットカード払いも可能です。ちなみにアルゼンチン側は約3000円で、支払いはアルゼンチン・ペソの現金だけのようです。
「イグアスの滝」は滝の大部分がアルゼンチン側にあります。最大の見所である「悪魔ののどぶえ」(滝全体の一番奥〈上流〉にあります)もアルゼンチン側にあり、目前に見る事ができます。ブラジル側の滝は少ないですが、アルゼンチン側の滝が正面に見え、全体が把握できます。しかし「悪魔ののどぶえ」は遠目に水煙しか見えません。 まず園内の無料バスで遊歩道の始まる所まで行きます。最初に見えるのはすべて対岸のアルゼンチン側の滝です。
滝の上方に遊歩道が見えます。滝の中程、右手に観光客。
左上にトンボが。
遊歩道を行くと、「アカハナグマ」が出迎えてくれます。
奥に「悪魔ののどぶえ」が見えてきました。水煙が上がっています。
そして「悪魔ののどぶえ」の手前にブラジル側の唯一で一番の見所の滝が現れます。
イグアス川に流れ落ちる、滝の際まで行ける遊歩橋があります。
イグアス川に流れ落ちる滝。左側がアルゼンチン。
奥の水煙が「悪魔ののどぶえ」方面。
エレベーターで上がる展望台があり、上からも俯瞰できます。
ここの「アカハナグマ」は人に慣れていますが爪が鋭いので注意です。アライグマ科でアライグマよりはおとなしくて愛嬌があります。
爪がするどいです。
黒っぽいのは子供?
「コンドル?」が飛んでいます。
約500種の蝶がいるそうです。指に止まるものもいます。
ブラジル側イグアスの滝も楽しめましたが、どちらかといえばアルゼンチン側に軍配が上がります。
そしてパラグアイに戻り、時間があったのでノーチェックで渡れる国境の橋(友情の橋)を歩いて往復しました。
橋の真ん中の国境。赤がパラグアイ。
ブラジル「フォズ・ ド・イグアス」の街。
パラグアイ「シウダー・デル・エステ」の街。
アスンシオンの「民宿らぱちょ」に戻り、二泊してスペイン・バルセロナへ飛びます。アスンシオン離陸が朝6時なので空港で泊まります。空港行(近くを通るだけです)の市内バスはエアコン付きと無しがあり、料金が違うので注意です。
6:00 アスンシオン発 8:00ブラジル・サンパウロ着。ゴル航空(ブラジルのLCC)。
16:45サンパウロ発 翌日5:35ポルトガル・リスボン着。ポルトガル航空。
最まあまあの機内食。ビール付き。
リスボン上空。
6:40リスボン発 9:35スペイン・バルセロナ着。ポルトガル航空。
ヨーロッパに飛んだのは、まだ行っていないヨーロッパ内のすべての国に行くためです。バルセロナは通過点で、目的地はピレネー山脈にある「アンドラ公国」です。
「バルセロナ」はスペイン第2の都市で、カタルーニャ自治州の州都です。紀元前から地中海貿易の拠点として栄え、人口は約160万人です。私は40ぶりの訪問です。
バルセロナの旧市街(ゴシック地区)散歩。ゴシック地区のシンボル 「カテドラル(大聖堂)」は1298年にゴシック様式へ建て替えられ、150年後(1448年)に完成しました。「サグラダ・ファミリア聖堂」も同じ位の年数がかかりそうです。
古い建物の壁などにはは面白い像が付随しています。魔除け?
「サンタ・マリア・ダル・マル教会」1329年建立。13〜15世紀のバルセロナのシンボルでした。
無駄な装飾のない、八角形の列柱が壮観です。
ステンドグラスも見ものです。
聖母マリアが描かれたバラ窓。
旧市街の目抜き通り「ランブラス通り」。
次回(3/5予定)はバルセロナ、アンドラ公国、そしてマルタ共和国へ飛びます。
ありがとうございました。