2018年3〜4月 「マルタ共和国」滞在記の続きです。 今の時期、マルタは温暖で花がいっぱい咲いています。
4月1日はイースター(復活祭)。首都ヴァレッタの中心部では教会の飾り物などで軽いお祝いムードでした。
道路が飲食スペースになっています。
滞在地スリーマの住宅街にある教会では、短時間でしたが路上セレモニーがありました。
教会の御神体?を担いて住宅街を走ります。
「マルタ(聖ヨハネ)騎士団」の再現ショー(「イン・ガーディア」)が「聖エルモ砦」(平時は非公開)で月に数回行われます。約1時間で7€(945円)。安いですが見物客はあまり多くはありませんでした。
中世、十字軍はキリスト教徒の聖地エルサレム巡礼の保護と異教徒との戦いを目的として展開していました。そしてこの十字軍を支えたのが騎士団でした。「聖ヨハネ騎士団」は1113年にエルサレムに創設され、その後ヨーロッパ各地を転々としたあと、1530年マルタに本拠地がおかれ「マルタ騎士団」とも呼ばれるようになりました。1565年のトルコ軍によるマルタ大包囲戦での勝利は有名です。騎士団員はヨーロッパ各地の富裕階級の次男以下の師弟によって構成されていて、経済的に恵まれていた為に、現在見られるマルタ、ヴァレッタの発展に寄与し国としての基礎を築きました。その後も騎士団は続きますがその精神は薄れ、1798年フランスのナポレオン軍に無抵抗で征服されました。そして2年後にはイギリスの統治領となり、1964年に独立しました。
騎士団長。
中央の一段高い椅子が騎士団長。
槍兵。
銃兵。
決闘。
真剣試し斬り。
2018年4月2日 マルタからトルコ・イスタンブール経由でウクライナの「リヴィウ」へ向かいます。トルコ航空、イスタンブールの空港で一泊です。
2018年4月3日10:05 ウクライナ・リヴィウ着。90日以内の滞在はビザ不要です。入国審査、税関は簡単でした。ウクライナ通貨フリヴニャ(UAH)のレートは1UAH=約4.22円。
ウクライナに来た目的はベラルーシ共和国へ行くためです。2016年に首都キーウ(キエフ)に来た時に「リヴィウ」は素晴らしい街だと聞いたので、今回寄り道をしました。旧市街は世界遺産です。
空港から街までは約6kmで、トロリーバスで3UAH(13円)。普通のバスは5UAHです。
宿は「ホステル・セブン」ドミトリー100UAH(422円)朝食なしですが安いです。旧市街・大型スーパーに近く、ベッド周りが広く、キッチンはきれいでした。靴を脱いで上がります。
「リヴィウ」はウクライナの西部に位置し、ポーランドに近いです。最もウクライナらしい街とされていて、ここではロシア語はほとんど聞かれません。歴史的に中央ヨーロッパの影響が長く、ロシアの影響が及ぶようになったのは第二次世界大戦後です。
城砦からの旧市街。
ありがとうございました。