2018年3月26日〜4月2日 「マルタ共和国」滞在記。
「マルタ共和国」は地中海に浮かぶ大小5つの島からなる小国で、面積は屋久島の半分位、人口は約45万人です。 イタリア・シチリア島の南、北アフリカ・チュニジアの東に位置し、温暖な気候です。位置的に古代フェニキア、ギリシャ、カルタゴ、ローマ、アラブ、オスマン・トルコなど多くの民族の侵略を受けた抵抗の歴史を持ち、第二次世界大戦ではイタリアの攻撃を受けました。
首都「ヴァレッタ」はシベラス半島に、1565年のトルコ軍侵略の勝利後に築かれた要塞都市で、その基礎を築いたのは有名な「マルタ(聖ヨハネ)騎士団」です。街はマルタ・ストーンと呼ばれる特産の石灰岩が使われているのでハチミツ色に統一され、世界遺産です。滞在地スリーマからはフェリーで渡ると景色が素晴らしいです。シニア料金片道0.5€(67円)。一般料金は片道1.5€、往復2.8€です。冬季の最終便は19:00頃、土日祭日は18:15頃なので注意です。
中央の円屋根はカーマライト教会。写真の右端あたりにフェリー乗り場があります。
夕陽で赤く染まったヴァレッタ。
スリーマ側に見える「マノエル砦」非公開。
フェリー乗り場附近の教会と建物。マルタの住居は出窓(張り出しバルコニー)が特徴的です。
観光馬車?
半島の先端に「聖エルモ砦」(非公開)があります。対岸にも砦があり、ここから内陸に深く入り込む天然の良港「グランド・ハーバー」が始まります。敵の船が攻めて来たときは砦の間に鉄製の鎖を渡して侵入を防いだそうです。
対岸の砦。
「アッパー・バラッカ・ガーデン」からは湾の対岸が一望できます。対岸はスリー・シティーズ地区(3つの街の意)でヴィットリオーザ、セングレア、コスピークワの街です。
ヴィットリオーザ地区。
セングレア地区。
監視塔。
ヴァレッタ中央部。
「ヴァレッタ」散歩。ヴァレッタの街は坂道が多いですがあまり広くないので徒歩で充分です。「マルタ(聖ヨハネ)騎士団」関係の見所が多くあります。
メインストリートの「リパブリック通り」
トレイン型観光バス。
首相官邸。
「聖ヨハネ大聖堂」1577年建立。
天井画は石灰岩に油絵の具で直接描かれています。
マルタ本島のヴァレッタ郊外にも見所が点在しています。
昔の首都「イムディーナ」は、マルタ本島中央部の小高い丘の上にあり、城壁に囲まれた歴史ある街です。ヴァレッタから東へバスで30〜40分。
メインゲート。
メインロード。
大聖堂。
菜の花畑?
近くの街「モスタ」
イムディーナのとなり街「ラバト」。この街も歴史があり、キリスト教徒の地下墓地(カタコンベ)が保存されています。
聖パラ教会。地下に墓地があります。
ラバトの南約8kmの海岸近くに、「ハジャーイム神殿」と「イムナイドラ神殿」が並んであります。紀元前3600〜2500年頃の巨石文化時代の遺跡で、その他のマルタに点在する神殿遺跡と共に世界遺産に登録されています。が、規模は小さいです。
ふたつの神殿の間は草原になっていて景色が良いです。
神殿近くの海岸に「青の洞門」と呼ばれる景勝地があります。午前中がきれいに見られるそうです。
船乗り場。
次回(3/25予定)はマルタの復活祭と「マルタ(聖ヨハネ)騎士団」の再現ショーです。そしてウクライナ・リヴィウに飛びます。
ありがとうございました。