ふ2016年12月8日 北マケドニア共和国の首都スコピエから170km南にある、自然と文化の複合世界遺産「オフリド及びオフリド湖」へ。バスで3〜3.5時間、520デナリ(980円)。
宿は「City Inn Apartment & Dorm Rooms」ドミトリー8€(930円)、3種類から選べる朝食付き。ここは新しくてきれいで大きなホステルで、ドミトリーはゆったりとしたベッドの6人部屋でした。オーナーは日本人好きで色々と世話を焼いてくれました。今までに泊まった中では最高レベルのホステルでした。
暖炉のあるリビングでオーナーの弾き語り。
「オフリド」の人口は約4万人で、中世にはスラヴ世界(東欧・バルカン半島・ロシア)におけるキリスト教文化の中心地として栄えました。素晴らしい教会が多くあります。
「サミュエル要塞」10世紀末〜11世紀初め頃、オフリドを首都としたブルガリア帝国の皇帝サミュエルによって建造されました。
アルバニアとの国境にそびえる山脈。最高峰は2764mの「コラブ山」
「オフリド湖」は琵琶湖の約半分の広さで透明度が高いです。約4分の1はアルバニア領になります。
船に落書き?
湖畔のカフェ。
魚釣り。
オフリド寸景。
バザール。
旧市街。
「聖ソフィア教会」11世紀建立。オフリドを代表する教会でしたが、オスマン帝国の時代にイスラム寺院に転用され、キリスト教会に戻ったのは第二次世界大戦後でした。
「聖パンテレイモン教会」886年頃オフリドに来て、この地のキリスト教文化の基礎を築いた聖クリメントによって建立され、教育の中心でした。
「聖クリメント教会」内部の13世紀末のフレスコ画の保存状態が素晴らしいですが、写真撮影は禁止です。
「聖ヨハネ・カネオ教会」岬の先端に建つ小さな教会、13世紀。
12月12日8:30 オフリドに3泊してスコピエに戻り1泊。そしてブルガリア共和国の首都ソフィアへバスで向かいます。980デナリ(1850円)。
北マケドニア内の街。
14:30 ブルガリア共和国ソフィアの中央バスステーション着。時差が1時間あるので5時間の乗車です。
宿は「Hostel 44」ドミトリー6€(700円)、簡単な朝食付き。中心部より少し離れた住宅街にありました。
「ブルガリア共和国」の面積は日本の3分の1位で、人口は約700万人です。祖先は中央アジアの遊牧民で、14世紀後半から約500年間はオスマン帝国(トルコ系のイスラム帝国)に支配されていました。が、その中でも美しいフレスコ画をもつブルガリア正教文化は引き継がれていました。ヨーグルトやバラも有名です。乳製品専門店舗ではヨーグルト500mlが0.85レフ(50円)からありました。やはり美味しかったです。通貨は「レフ」で当時のレートは1レフ=約59円。
首都「ソフィア」はブルガリアの西部に位置し、周囲を山に囲まれた標高550mの高原都市です。水は美味しいですが冬は冷え込みます。
「アレクサンドル・ネフスキー寺院」5000人を収容できるブルガリア最大で最も美しい寺院。ブルガリア独立のきっかけとなった、ロシア-トルコ戦争(1877〜78年)で戦死した約20万人のロシア兵士慰霊の為に建てられました。
右手側面。
裏側から左手側面。
内部で写真を撮っていたら、やんわりと制止されました。
豪華なシャンデリアは圧巻です。
「聖ペトカ地下教会」建てられたのは14世紀で、イスラム教のオスマン帝国(朝)の時代です。その為か窓もなくて質素です。
後方の建物は「旧共産党本部」
「聖ゲオルキ教会」4世紀にローマ帝国によって建てられた、現存するソフィア最古の教会です。中に入るとなぜか落ち着けました。
「セルディカの遺跡」地下鉄工事で発見された、2世紀のローマ帝国時代の城塞都市遺跡。無料で見られます。
「大統領官邸」正午に衛兵交代式があります。
ソフィア寸景。
中心部に建つ「聖ソフィアの像」
バザール。
焼きカボチャ、1レフ(59円)。
次回(10/15予定)はブルガリアの至宝「リラの僧院」とブルガリアの地方都市「ヴェリコ・タルノヴォ」と「プロヴディフ」です。
ありがとうございました。