12月17日 2泊したヴェリコ・タルノヴォからブルガリア第2の都市「プロヴディフ」へ向かいます。バスは1日に3〜4便しかなく、ヴェリコ・タルノヴォのバスターミナルは2ヶ所に分かれているので注意です。約4.5時間(休憩が多く有り)、20レフ(1180円)。
宿は「Funky Monkey Hostel」ドミトリー9€(1050円)、簡単な朝食付き。旧市街にあり、まあまあのホステルでした。
「プロヴディフ」はソフィアの南東125kmにあり、人口は約34万人です。約6千年の歴史があり世界最古の街のひとつとも言われています。紀元前4世紀にはマケドニア帝国の主要都市でした。その後、ローマ帝国、ブルガリア帝国、オスマン朝の時代を経て、各時代が複雑に同居する美しい街になりました。プロヴディフの位置するトラキア平原は比較的温暖な気候なので、雪はありませんでした。
「プロヴディフ旧市街」散歩。旧市街は3つの丘からなる起伏に富んだ地形で、芸術的な街でもあります。
モスクのミナレット(尖塔)は14世紀オスマン朝時代。模様がカラフルです。
リムスキ・スタディオン広場にある「ローマ競技場跡」(手前の階段状部分)。今はその観客席の一部しか残っていませんが、当時は3万人が収容出競技場でした。
「イマレット・ジャーミヤ」(モスク)、14世紀オスマン朝時代。
「ローマ劇場跡」2世紀。
「ネベット・テペの遺跡」紀元前4世紀マケドニア時代の要塞跡。
紀元前4世紀の要塞門。
1848年、民族復興期に建てられた富豪の屋敷。
プロヴディフ寸景。
歩行者天国のメインストリート。
もうすぐクリスマス。
ブルガリア美人。
12月20日15:10 ブルガリア共和国プロヴディフからギリシャ共和国の首都アテネへ夜行バスで向かいます。「ツーリスト・サービス社」113レフ(6670円)、軽食・飲物付き。プロヴディフからアテネへは直接向かうと思っていたらソフィア経由でした。直行もある様ですが時間はあまり変わりません。
17:45ソフィア着、18:00ソフィア発。
12月21日6:00 ギリシャ共和国の首都アテネ着。ギリシャは38年ぶりです。到着はバス会社のオフィス前で、待合室もある市内の便利な場所でした。(アテネ中央駅の南600mのKaraiskaki広場)。アテネには国際バスのターミナルがなく、各バス会社からの発着になるようです。
宿は予約をしていませんでした。少し前に出会った日本人旅行者から、アテネではパルテノン神殿前にある日本女性経営の土産物店で良い宿を教えてもらえると聞いていたのです。その為、まずはパルテノン神殿があるアクロポリスへ向かいます。
ところがいくら探しても見つかりません。しかたなく「地球の歩き方」に載っている、アクロポリス近くのホステルを3〜4軒当たりました。クリスマス休暇中なので心配しましたが、なんとか安ホステルが見つかりました。
「ディオスクーロス・ ホステル」ドミトリー10€(1160円)、簡単な朝食付き。古い建物でしたが、トイレ・シャワーは新しくしてありました。WiFiはリビング兼食堂だけでした。
ここでまた、また、また事件が発生❗❗❗ ドミ部屋に置いていたバッグパックからウォークマンが盗まれました。鍵はかけていました。が、遊びが少しあり女性の指先を使うと可能と思われました。部屋に相客はなく、女性の掃除人が入ったあとでした。一応ホステルのフロントには伝えましたが……。
「ギリシャ共和国」の人口は1070万人で、約300万人がアテネ首都圏に住んでいます。通貨はユーロで、当時のレートは1€=116円です。
「首都アテネ」のハイライトはなんと言ってもアクロポリスの「パルテノン神殿」とその周辺の遺跡です。しかし12月25日に行ったらクリスマスの為か閉まっていました。仕方なくパルテノン神殿を見上げながらアクロポリスを歩いて一周しました。それだけでも結構楽しめました。ちなみにアクロポリス・ パルテノン神殿は冬季(11/1〜3/31)の第1日曜日は無料です。
アクロポリスとは「高い丘の上の都市」の意味です。そして154mの岩山の頂上にパルテノン神殿があります。
パルテノン神殿は1687年、ヴェネツィア軍の砲撃で大破しました。その修復作業は今も続いています。
「イロド・アティスコ音楽堂」紀元161年のローマ属州時代(紀元前27年〜紀元後323年)。観客席は6000あり、夏には演劇、オペラ、コンサートなどが上演されます。
「ハドリアノスの図書館(跡)」2世紀頃(ローマ属州時代)。
「ローマン・アゴラ」ローマ属州時代のアゴラ(市場)。ギリシャ文明の「古代アゴラ」は広大な敷地ですぐ近くにあります。アゴラは市場と約されていますが、当時は政治、宗教、経済、文化の中心でした。
「風の神の塔」八角形の大理石の塔で、天文学者アンドロニコスが建てた日時計、水時計、風見です。上部の浮き彫りはそれぞれの方角の風の神。
「ハドリアノス門」ローマ属州時代。
「ゼウス神殿」ローマ属州時代。かっては104本のコリント式の柱がありましたが、今は15本です。
次回(11/5予定)はアテネの続きと、キプロス共和国「ラルナカ」です。
ありがとうございました。