70歳現役バックパッカー世界一人旅  写真日記

こんにちは〜コロナ禍で旅にも出られずヒマなのでブログを始めました。現在から1970年代 (沢木耕太郎の深夜特急の時代) まで遡ろうと思います。暇があったらのぞいてください。

(85)2016年11〜12月中欧の旅 モンテネグロ、アルバニア、コソヴォ、北マケドニア。

2016年11月28日 ボスニア・ヘルツェゴヴィナの首都サラエヴォからモンテネグロの首都ポドゴリツァへ。
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9:00 東サラエヴォ・バスターミナル発、35マルカ(2100円)。前回にも書きましたが、東バスターミナルはボスニアと独立紛争を戦ったセルビア(人)共和国側の専用ターミナルです。ゆえにこれから行くモンテネグロは紛争当時セルビア側でした。
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モンテネグロに入ってからしばらくは世界遺産ドゥルミトル国立公園内を走ります。渓谷美(タラ渓谷)が素晴らしいです。
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15:30  モンテネグロの首都ポドゴリツァ着。

宿は「モンテネグロ・ホステル・ポドゴリツァ」ドミトリー9€(1050円)、簡単な朝食付き。ここは住宅街の中にある広い庭のきれいな一軒家で、ゆっくり出来ました。街のスーパーマーケットで安い惣菜を売っているので夕食に便利です。
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f:id:Seita75851833:20230919100844j:image                     ホステルのペット犬。

 

モンテネグロ」は福島県位で、人口は約62万人です。民族はモンテネグロ人45%、セルビア人29%でセルビア正教徒が約70%です。2006年に独立しました。通貨はユーロで当時のレートは1€=116円。

首都「ポドゴリツァ」の歴史はローマ時代以前に遡りますが、第二次世界大戦でほとんどが破壊され、歴史的な見所はありません。そして今回気がつきましたが私も写真を撮っていませんでした。一国の首都でこんな事は初めてです。街で安いタブレット(81€・9400円)を見つけて買い、セッティングに時間がかかったのも一因です。このタブレットは次の旅(2017年〜)の南米チリのサンティアゴで、またまたすられました。

 

11月30日10:45 2泊したモンテネグロポドゴリツァからアルバニア共和国の首都ティラナに向かいます。16.50€(1915円)、ミニバス。
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15:15 ティラナ着、4.5時間。街の中心部にあるバス会社の事務所前に到着しましたが、今は国際バスターミナルがあるようです。

宿は「@Home Hostel」ドミトリー7.25€(850円)、朝食付き。Wi-Fiがやや弱かったですが、キッチンが広くてまぁまぁのホステルでした。

「アルルバニア共和国」は四国の1.5倍位の広さで、人口は約281万人です。旧ユーゴ圏ではなくほとんどがアルバニア人の国です。長い間鎖国政策を取っていたので「ヨーロッパの秘境」と呼ばれ、観光ビザが不要になったのも最近です。社会主義時代には宗教活動が禁止されていたために、特定の宗教を持たない人が多いそうです。そして素朴です。通貨はレクで当時のレートは1レク=0.85円。

首都「ティラナ」は17世紀にオスマン帝国の領主によって築かれました。アルバニアは貧しい国との印象を持って来ましたが、ティラナは近代的で賑やかな都会なのでびっくりしました。カフェでくつろぐ人も多く、日本風の居酒屋もあり夕方には賑わっていました。ちなみに居酒屋には焼鳥・牛串などのつまみがあり、生ビールは1杯100レク(85円)でした。
f:id:Seita75851833:20230919101413j:image                     
ティラナの中心「スカンデルベグ広場」、正面の建物は「国立歴史博物館」


f:id:Seita75851833:20230919101657j:image                     「国立歴史博物館」正面のモザイク。


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f:id:Seita75851833:20230919102024j:image                         モスクにはめずらしくフラスコ画が描かれています。内部にも。


f:id:Seita75851833:20230919102116j:image                     オスマン帝国時代(15〜17世紀)の石橋。現在も使われています。

 

バザール。
f:id:Seita75851833:20230919102305j:image                     赤地に黒い双頭の鷲の布は国旗です。

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f:id:Seita75851833:20230919102556j:image                     七面鳥の散歩。


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f:id:Seita75851833:20230919102810j:image                     ある日の昼食、ファストフード店で。サラダ(215円)とロールサンド(130円)。

 

アルバニアは南部に世界遺産が2ヶ所あり、もっと旅してみたい国でした。

 

12月3日15:00 3泊したアルバニア・ティラナからコソヴォ共和国の首都プリシュティーナへ向かいます。1400レク(1190円)、大型バス。マケドニア共和国の首都スコピエに行く方が地図上では近いですが、山があって遠回りになる為か、料金も時間も倍位かかるので注意です。
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19:30 プリシュティーナ着。ここでまたまた事件発生❗❗ バスターミナルを出たところで男性二人組に「コソヴォにようこそ!」と抱きつかれ、この時にスリにやられたようです。ホステルに着いてから気がつき、被害は55€(6400円)でした。歳のせいかな? 

宿は「Prishtina Center Hostel」ドミトリー10€(1160円)、朝食付き。中心街に近く、小さいきれいなホステルでした。しかしエレベーターのないビルの7階にあり、荷物が多いと大変です。

コソヴォ共和国」は岐阜県位で人口は約180万人です。1998〜1999年のユーゴスラヴィア連邦(セルビア主導)とのコソヴォ紛争は有名で、2008年の独立宣言後も独立を認めていない国が多くあります。そしてヨーロッパで最も新しい国です。現在の民族はアルバニア人が92%、セルビア人5%ですが、紛争前はセルビア人が多く住んでいました。宗教は一応イスラム教で、通貨はユーロです。

首都「プリシュティーナ」はオスマン帝国時代のイスラム建築と近代の街並みが混じり合った独特の雰囲気があります。紛争の爪あとは残っていません。旧市街以外にイスラムの雰囲気はなく、メインストリートの名前は「マザー・テレサ大通り」です。
f:id:Seita75851833:20230919103018j:image                     「
マザー・テレサ大通り」通りの先には「マザーテレサ大聖堂」があります。


f:id:Seita75851833:20230919103151j:image                         マザー・テレサ


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コソヴォ美人。
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12月6日11:30 2泊したコソヴォ・プリシュティーナから北マケドニア共和国の首都スコピエに向かいます。5.5€(640円)。

14:00 スコピエ着。

宿は「ホステル・バレンティン2」ドミトリー6.5€(760円)。バスターミナルからほど近い、集合住宅の中にありました。

北マケドニア共和国」は旧ユーゴスラヴィア連邦から1991年に独立しましたが特に紛争はなかった模様です。以前からギリシャとは国名で論争があり、国名の頭に「北」が付いたのは2019年2月からです。通貨はデナリで当時のレートは1デナリ=1.88円。

首都「スコピエ」の人口は約50万人で、モスクと正教系の教会が入り混じった雑然とした街です。新しいショッピングセンターが数か所あり、中にフードコートがあるので便利です。

f:id:Seita75851833:20230919105020j:image                     スコピエの中心部に架かるオスマン帝国時代の石橋。


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f:id:Seita75851833:20230919105209j:image                        「ムスタファ・パシナ・ジャミーヤ」1492年。


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スコピエ城」11世紀〜。
f:id:Seita75851833:20230919105430j:image                      北マケドニア国旗です。


f:id:Seita75851833:20230919105609j:image                     スコピエ市街か見晴らせます。


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「オールド・バザール」(トルコ人街)
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マザー・テレサ記念館」(無料)。 マザー・テレサアルバニアカトリックの家庭に生まれ、18歳までスコピエで育ちました。ちなみにアルバニア人が多いコソヴォ共和国には名前を冠した大通りと大聖堂があり、アルバニア共和国ティラナの空港名はティラナ・マザー・テレサ国際空港で、市内にはマザー・テレサ広場があります。
f:id:Seita75851833:20230919110517j:image                     小さい記念館で、3階に礼拝堂があります。


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スコピエ寸景。
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f:id:Seita75851833:20230919111115j:image                     2階建てバスが走っています。ロンドンからのお下がりかな?


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f:id:Seita75851833:20230919111202j:image                     インゲン豆煮込みのオーブン焼き(タプチェ・グラフチェ)。素朴な食べ物が名物料理で、食堂で食べられます。

 

次回(10/5予定)は北マケドニアの観光地オフリド(湖)とブルガリア共和国ソフィアです。

ありがとうございました。