2017年12月29日16:30 チリ共和国最南端の都市「プンタ・アレーナス」着。(まだ南に村はあります) プエルト・モンからアルゼンチン・パタゴニアを走る約30時間のバス旅でした。この街にはバスターミナルがなく、それぞれのバス会社の事務所前で発着します。 宿は「Refugio Punta Arenas」ドミトリー11500ペソ(2070円)朝食付き。こじんまりとしたきれいなホステルで靴を脱いで上がります。オーナーは親切で朝食も良かったです。今は真夏ですが朝晩は暖炉に火が焚べてありました。そしてここで年越しをしました。
大晦日のホステルでの質素な夕食です。安い赤ワインと野菜のスープ煮。
「プンタ・アレーナス」はマゼラン海峡に面した南部パタゴニア最大の街で、人口は約13万人です。見どころは特にありません。ペンギンツアー(マグダレナ島)に行きたかったのですが、コロニーが閉鎖中でダメでした。
高台よりマゼラン海峡を望む。対岸はフェゴ島です。
豪華客船も寄港していました。
街の中心部。
中心部の公園に立つマゼラン像。下の人物像は先住民のアラカルフ族とテウエルチェ族です。アラカルフ族の足に触れると幸福になるとの言い伝えがあります。
海岸にあったモニュメント。
風は強いですが波は穏やかです。
古い桟橋にウミウが集まっています。遠目にはペンギンと間違えそうです。
港地区のアート。
レストランのアート。
みやげ物屋。
北海道まで12456km。
2018年1月3日8:30 チリ共和国プンタ・アレーナスからティエラ・デル・フエゴ(フエゴ島)にある世界最南端の都市「ウシュアイア」(アルゼンチン共和国)へ。バスで約12時間、25000ペソ(4500円)。マゼラン海峡をフェリーで渡り、その後アルゼンチンへ入国。そしてビーグル水道まで南下します。今日は雨模様で海は荒れていました。本日のレートは1アルゼンチン・ペソ(A・ペソ)=約6円。
フエゴ島はほぼ中央でチリとアルゼンチンに分かれています。右側がアルゼンチンです。そしてビーグル水道から南側はチリ領になります。その南端に海の難所ホーン岬があります。
ウシュアイアが近くなるとパンパ(平原)から山岳風景になります。
20:00 ウシュアイア着。今は白夜に近いのでまだ明るいです。 宿はネット上で有名な「イルダおばさんの家」ドミトリー 300A・ペソ(1800円)、ウシュアイアでは最安値です。朝食は付きませんが、よく作ってくれます。(昼、夜食も) 入口が分かりにくいので注意です。最初の2日は私一人でしたが、その後日本人男性2名とイルダおばさんが困っているのを助けて連れて来たフランス人男女4名が来ました。今は休暇中のハイシーズンなのでウシュアイアのホステルの値段も2倍になり、島を出る交通も少ないので困っている人が多くいるようでした。私もバスのチケットが取れなくてウシュアイアに8泊しました。イルダおばさんの家がなかったら危ないところでした。その後、2月初旬にここに来た人の話では家は閉まっていて、ネコの世話は近所の人がしていたそうです。日本人には貴重な宿なので再開を願うばかりです。
ネコがいっぱいいます。
近所の子。
「ウシュアイア」は南極圏まで1250km足らずの、世界最南端の都市です。(対岸のチリ・ナバリノ島にはより最南端の村があります) アンデス山脈の南端にあたり、夏でも平均気温は9℃前後です。
中心地近くの観光桟橋。クルーズ船が発着します。
海岸の遊歩道。遠くに見える険しい山はそんなに高くはありません。
観光のメイン「ビーグル水道クルーズ」へ。約6時間で1700A・ペソ(約10000円強)、高いです。午前中は良い天気でしたが、出発時の15:30には天気が崩れて雨模様になり、写真の写りが悪かったです。
出航。
エクレルール灯台。
世界最南端の村「プエルト・ウィリアムズ」(チリ)。ここへはプンタ・アレーナスから飛行機かフェリーで行けます。そしてウシュアイアへは船がありますが、片道120USドルと高いです。もちろんウシュアイアからも行けますが、日帰りは出来ません。宿はあります。
ウミウの繁殖地「ロス・パハロス島」ペンギンと間違えそうです。
オタリア(アシカ)の棲息地「ロス・ロボス島」オタリアはアシカ科でトドの次に大きいです。ビーグル水道からペルー沿岸までの南アメリカ西岸に棲息しています。メスは明るい体色で、オスがハーレムを作って生活をしています。
マゼラン・ペンギンの棲息地「ケーブル島」
上陸をしている人達はペンギンコロニー・ウォーキングツアーのグループです。値段は高いですが、ペンギンが間近で見られます。今思えば、ケチらずに行くべきでした。
ペンギンの巣穴と思われます。
次回(11/25予定)はウシュアイアからパタゴニアの名勝地ペリトモレノ氷河へ。
ありがとうございました