2017年1月 エジプト・アラブ共和国「首都カイロ」の続きです。
暇だったので「ギザのピラミッド」を見に行く事にしました。最初の時(1977年)にピラミッドの内部にも入ったので、今日は敷地の外から眺めるだけです。午後になって、ゆるりとダフリール西のバスターミナルからギザ行の市バスに乗りました。そしたらバス内で今回の旅の初め頃(2016年10月)、バルト三国リトアニアの首都ビリニュスのホステルで会った世界一周バックパッカー旅の若い夫婦と、約3ヶ月ぶりに再会しました。とっくに東アフリカあたりに到着していると思っていました。これも長旅ならではの楽しい出会いです。ギザに着いてからも一緒に行動し、彼等がバスの中で知り合ったギザ在住の教師の家に招かれて、お茶とお菓子をごちそうになりました。普通だったら行く事のないギザの街なかや、住宅から見るピラミッドは貴重な体験でした。
ゴミをあさるヤギと塀の中のピラミッド。
招待された家で。
ベランダから見る「ギザの3大ピラミッド」右(手前)から1番大きい「クフ王のピラミッド」(146m)、真ん中が「カフラー王のピラミッド」(143m)、奥が「メンカウラー王のピラミッド」(65.5m)とその王妃のピラミッド3基。
右端の1番大きい「クフ王のピラミッド」
1番奥の「メンカウラー王のピラミッド」と「王妃のピラミッド」
1人だったら外から見るだけだったピラミッドも、有料エリアにも入りました。入場料80ポンド(480円)は安いです。丁度夕方だったので夕陽で綺麗でした。40年前は塀や仕切りがなく、ピラミッドやスフィンクスのそばまで無料で自由に行けたのを懐かしく思い出します。
スフィンクス側の出入り口付近より。
位置関係からこの写真には、1番右端の「クフ王のピラミッド」は写っていません。
頭の上で鳥が遊んでいます。
「スフィンクス」は全長57m、高さ20m、幅19mの人面獣身で、巨大な一枚の石灰岩から彫り下げられています。
「クフ王のピラミッド」と。
「クフ王のピラミッド」は右端(手前)の1番大きいピラミッドです。紀元前2550年頃の建造で1辺の長さは230m、高さは146mでしたが頂上部がなくなったので現在は137mです。頂上にある鉄の棒が本来の高さです。
クフ王のピラミッドの横にある「王妃のピラミッド」
「カフラー王のピラミッド」は中央に位置し、紀元前2520年頃の建造。1辺の長さは215m、高さは143mで、ピラミッドの表面を覆っていた化粧岩が頂上と下部の一部に残っています。またスフィンクスはこのピラミッドに付属しています。
「スフィンクス」と。
「メンカウラー王のピラミッド」3大ピラミッドの1番奥にあり、紀元前2490年頃の建造。1辺の長さは103m、高さは65.5mで、そばに「王妃のピラミッド」が3基あります。
その他寸景。
ギザの街が下方に見えます。
エジプトの国民食「コシャリ」米・マカロニ・スパゲティ・レンズ豆・ひよこ豆・揚げタマネギ(これが味の決め手になります)を混ぜ合わせたものにトマトソースをかけて食べます。好みで酢とピリ辛ソースをかけて。「地球の歩き方」に載っている店「サイエド・ハナフィー」は「サファリ・ホテル」の近くにあるのでよく行きました。安くて美味しかったです。大盛り10ポンド(60円)。しかし、1ヶ月後にスーダンから戻って来たら12ポンドになっていました。
他店のコシャリ。右はピクルス盛り合わせ(トルシー)3.5ポンド(21円)。
「鳩料理・フラハト」サファリ・ホテルの宿泊客と行きました。「地球の歩き方」にも載っています。特別美味しいものでははありませんでした。が、安いです。
グリルセット44ポンド(264円)とライス詰めセット48ポンド(288円)。右下のエジプトパン(アエーシ)を左上のゴマペースト(タヒーナ)で食べると美味しいです。ゴマペーストは別料金でした。
グリル(マシュウィー)。
ライス詰め(マフシー)。
アスワンの街で見かけた鳩。これが料理鳩?
ファストフード店「カザーズ」持ち帰りの多い人気店で、店内て食べるとサービス料12%を取られます。ここも「地球の歩き方」に載っています。
1番のおすすめ「チキンセット(クオーター)」22ポンド(132円)。グリルチキンとピラフ、日替わりの具沢山スープ、サラダ(ピクルス)、エジプトパン(アエーシ)。
野菜のライス詰め料理(マフシー)のセット。
他店のセット。これも安くてボリュームがありました。20ポンド(120円)位。
その他。
回転焼肉(シュワルマ、ドネルケバブ)。サンドにしてくれます。
街でよく見かけるジュース屋の「人参ジュース」とサンド。
2017年1月17日、用事もないのになぜか12泊もしてしまったカイロからアスワンに向かいます。まずは現地人料金での列車チケットゲットに挑戦です。カイロの本駅「ラムセス駅」の切符売り場へ行き「アスワン行き夜行急行列車のファースト・クラスを一枚」と言ったら、即座に「ツーリスト用チケット売り場へ行け」と言われました。ツーリスト用夜行寝台列車は朝・ 夕食付きで70USドル(7420円)です。仕方なく「サファリ・ホテル」にチケットの代理購入を頼みました。正規料金134ポンド(804円)のところ、260ポンド(1530円)取られました。ちなみに夜行バスは160ポンド(960円)です。
ラムセス駅近くのモスク。
1月17日22:00 カイロ「ラムセス駅」発。
ラムセス駅。
駅の構内。2階はフードコートになっています。
ファーストクラス車内。座席は2✕1です。
途中の村。
小さいモスク。
アスワン近くのナイル川。
1月18日12:00 アスワン着。駅は街なかの便利なところにあります。ちなみにバスターミナルは駅の北約3.5kmの郊外にあります。
宿は良いと聞いていた「ヤスィーン・ホテル」へ行ったら、10日前に1部屋80ポンド(480円朝食付き)だったのが、100ポンドに値上がりしていました。おまけにフロントの対応が悪かったので、隣りにある「ヌル・ハン・ホテル」へ。こちらは朝食はありませんが、1部屋(Wベッド)70ポンド(420円)でした。部屋は良かったのですが、シャワーが壊れかかっていて(別の階のを使用)、WiFiはフロント付近だけでした。
アスワン駅前をまっすぐ300m程行くと「ナイル川」があります。観光用ヨット(フルーカ)が行き交っていますが、水量はあまり多くないように思われます。
次回(12/25予定)は「アスワン」と「アブ・シンベル神殿」です。
ありがとうございました。