2017年1月5日 レバノン共和国の首都ベイルートからエジプト・アラブ共和国の首都カイロへ飛びます。チケットのネット予約はまだ出来ないのですが、ベイルートに着いて3日目(16年12月30日)に、最初に見つけた旅行代理店で速攻で安く買う事が出来ました。カイロへの航空便は多くあるようです。
1月5日 8:30ベイルート発、10:00カイロ着。ミドルイースト(中東)航空(レバノン)、160USドル(当時のレートで17000円)。
カイロ上空。
ナイル川。
カイロ到着後、イミグレ手前の銀行で30日の観光ビザを25USドルで買い、そのシールをパスポートに貼ります。そしてイミグレでチェックを受けて入国します。エジプト通貨は「エジプト・ ポンド」で当時のレートは1ポンド=約6円。
空港のバスターミナルは広い敷地内の真ん中付近にあり、無料のモノレールかシャトルバスで行きます。そして市内バスで約15km離れたカイロの中心「ダフリール広場」に向かいます。2エジプト・ポンド(12円)。バスの種類によって料金は多少違うようです。国際線ターミナルの出口で声をかけられたタクシー(白タク?)は10USドル(1060円)でした。
バス内の女の子。
ダフリール広場からは、昔から有名な日本人宿があるオラービ広場近くの「スーク・タウフィケーヤ(通り)」へ歩いて向かいます(約1.2km)。通りに入ってすぐ左手の古いビル内にあります。予約はしていません。まずは1階にある1番安い「スルタン・ホテル」へ。ドミトリー35ポンド(210円)。ここは駄目でした。オーナーは親切でしたがベッドがガタガタで汚く、シャワーはぬるかったです。フロントには過去の名残りのように日本の古い本が置いてありましたが、今の宿泊者のほとんどが現地人のようです。1泊して最上階(5階?)にある「サファリ・ホテル」へ。エレベーターはありません。ドミトリー85ポンド(510円)、朝食付き。ここは昔から人気があり、私は20年ぶりです。しかし、オーナーが代わったためか雰囲気が変わり、部屋も小汚くなりました。それでも朝食付きになり、シャワーは熱く、日本の古い本・マンガ・雑誌が壁いっぱいに昔のまま置いてあります。以前は近くの酒屋で買ったビールなどが飲めましたが、ホテル内は禁酒になりました。今は1階下(4階?)に新しくできた「ベニス細川家」ドミトリー115ポンド(690円)に日本人が多く集まっているようです。またホテルアプリで新しい快適なホテルを見つける人も多いようです。私はこのあと「サファリ・ホテル」で出会った長期滞在の日本人に教えてもらった現地人向けの安宿「ホテル・モンテカルロ」3人部屋を1人で45ポンド(270円、ドミトリー?)にしばらく滞在しました。WiFi有り、シャワーは言わないと電源を入れてもらえません。看板はアラビア語でした。
「サファリ・ホテル」前の通り(スーク・タウフィケーヤ)。
「ヘチマのたわし」をいまだに売っています(右手前)。ヘチマ屋のオヤジはUSドルやユーロの両替屋もやっています。時々レートの悪い時があるので注意です。
金曜日(イスラムの休日)朝のオラービ広場付近。
「サファリ・ホテル」近くの老舗カフェ。
水タバコを楽しむ客。
「ホテル・モンテカルロ」で私の泊まった部屋。
ペット猫。
ホテルのアイドル。
「エジプト・アラブ共和国」は1977・1997年に次いで3回目で、丁度20年ごとの訪問になります。面積は日本の約2.7倍で、人口は1億人を超えました。現在イスラエルと紛争中のパレスチナ・ガザ地区とは国境を接しています。エジプトは歴史があって見どころが多く、相変わらず物価が安いのでバックパッカーにとっては魅力ある国です。
「首都カイロ」はナイル川を中心に広がっている大都市です。近郊を含めた大カイロの人口は2000万人になろうとしています。
写真の中央は中州のひとつ「ゲズィーラ島」で、中央部に「カイロタワー」があります。
「カイロタワー187m」
エジプトは古代文明のあと、ローマ帝国とビザンツ帝国の時代を経て641年からイスラーム時代になりました。カイロの「イスラーム地区」は1300年以上の歴史があり、600以上のイスラム建築が世界遺産に登録されています。今回私が歩いたのはその一部で、「ハーン・ハリーリ」(古いバザール)から「フトゥーフ門」までのかっての目抜き通りです。
「フトゥーフ門」
カイロにはモスクが多くあり「1000のミナレットの町」とも呼ばれています。
水タバコの器具(水パイプ・シーシャ)屋。
「ガーマ(寺院)・ハリーファ・イル・ ハーキム」はファーティマ朝(969〜1171)の第6代カリフ・ハーキムが1013年に建立したイスラム寺院。その後、ナポレオンが要塞として使ったりしてさびれ、現在の建物は20世紀に再建されたものです。ちなみにハーキムはエルサレムの聖墳墓教会を破壊したことで知られています。
入口。
中庭、回廊とミナレット。
礼拝前の沐浴場(ウドゥー)。
礼拝室前のシャンデリア。
イスラーム地区に近い、下町の「バザール」。
カイロ寸景。
騎馬警官。
いまだに水売りがいました。しかも今は冬です。
ゴミの中で寝る親犬と子犬
「エジプト考古学博物館」には最初(1977年)に行っただけで今回も行きませんでした。前庭にはいくつかの展示品が置いてあり、塀の隙間から見られます。
次回(12/15予定)は「ギザのピラミッド」と「アスワン」です。
ありがとうございました。