2017年12月 チリ共和国・最北端の街アリカの続きです。
ある日、海岸通りの空き地でダンスの練習をしていました。
そして翌日の夜、アリカのメインストリートで民族舞踊のパレードがありました。前日(12/8)は「聖母受胎の日」の祝日でしたが、このパレードはキリスト教とは関係はないように思われます。
疲れた。
「ラウカ国立公園」へ。アリカの東175kmのボリビア国境沿いの高地にあり、一日ツアーで行きます。約12時間で30000ペソ(5400円)、昼食付き。人数が集まらないと中止になる場合があるので注意です。 朝7時頃、宿に車が迎えに来ます。
18人乗りのワゴン車に17人のツアー客でした。
アリカの街を抜けると農地が続く渓谷を進みます。そして17世紀からの歴史があるポコンチリ村にある古い教会を見学します。
その後登り道になり、雲の上に出ると雲海が広がっていました。
近くの乾燥した山肌には不思議な形をしたサボテン「カンデラブロ」が生えています。高さ5mにもなり、1年に1〜2cmしか成長しないそうです。この付近で標高2500m位です。
このあと標高がまだまだ上がるので、高山病予防のために「コカ茶」を飲みます。コカ茶は麻薬コカインの原材料であるコカの葉を煎じたものです。日本に持ち帰ると捕まるので注意です。
高度が上がると乾燥した大地に小さな村とわずかな農地だけの厳しい自然です。ボリビアのウユニ塩湖も近いです。
見晴らしの良い場所に土産物屋があります。
国立公園に入ると、時々ビクーニャの群れに出会います。ビクーニャはアルパカと同じくラクダ科で、茶褐色のスラリとした体型をしています。アルパカより高地を好み、個体数が少ないので毛は高級品です。
変わったツノ(角)を持った鹿?もいました。
そしてこのツアーのハイライト、標高4517mにある世界最高所の不凍湖「チュンガラ湖」に到着です。深さは370mあり、水鳥やフラミンゴかいます。
右の山が「Volcan Parinacota」6350m。左が「Volcan Pomerape」6240m。
アルパカが放牧されています。アルパカとリャマは同じラクダ科で見分けるのは難しいそうです。一般にアルパカの方が小さく、耳の形が丸みを帯び、やさしい顔をしているそうです。アルパカは毛を利用しますが、リャマは毛がかたいので荷物の運搬などに使われます。
アルパカと触れ合えるエリアもあります。車か停まると、遠くにいたアルパカが駆け寄って来ます。
アルパカの眼にツアー客が写っています。
同じく。
そして国立公園近くのプトゥレ村(3500m)で遅い昼食を摂ってゆっくりします。
子供のアルパカです。写真を撮ったりしたら、首から吊るしている袋にお金を入れます。
このツアーは値段以上に楽しめました。ほかにもインカ以前の遺跡や地上絵があり、ビスカチャという小ウサギもいましたが、写真に残っていなくて残念です。
アリカ夕景。
次回(10/5予定)はチリ共和国の世界的な乾燥地帯「アタカマ高地」です。
ありがとうございました。