70歳現役バックパッカー世界一人旅  写真日記

こんにちは〜コロナ禍で旅にも出られずヒマなのでブログを始めました。現在から1970年代 (沢木耕太郎の深夜特急の時代) まで遡ろうと思います。暇があったらのぞいてください。

(82)2016年11月 中欧の旅 イタリア国内の小国サンマリノとヴェネツィア。

2016年11月12日朝、快晴のスイス・アルプスに後ろ髪を引かれる思いでツェルマットをあとにします。そしてイタリア国内にある小国サン・マリノに行く為に、起点となる街リミニへ向かいます。

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7:48 マッターホルンが見られなかつた因縁の宿を出て、近くの駅(テーシュ)からブリークへ。ブリークは氷河急行でツェルマット行に乗り換えた駅です。ここでイタリア・ミラノ行に乗り換えます。ミラノまでのチケットはツェルマットで買ってありました。約4時間、83フラン(9400円)。イタリアは40年ぶりです。
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国境近くのイタリア湖水地方からのスイス・アルプス。

 

11:37ミラノ着。リミニへのチケットを買うために、まずは駅のインフォメーションで聞こうと思って行ったら長蛇の列でした。時間がないのであきらめてセルフのチケット売り場にいったら係員の手助けで簡単に買えました。新幹線みたいな速くてきれいな列車でした。よく調べたら安い列車があったかも知れませんが、スイスと比べると安いものです。約3時間、44.50€(5160円)。

f:id:Seita75851833:20230816093735j:image                     時速200kmの新型列車でした。

 

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こちらは時速300kmが出る高速列車です。

 

15:34 リミニ着。

宿は「Jammin Rimini Hostel」ドミトリー14€+tax0.5€(計1680円)、朝食付き。駅から1km位のビーチ通りの近くにありました。スイスの半額で朝食付きのホステルに泊まれました。朝食は良かったです。
f:id:Seita75851833:20230816093822j:image                         
ある日の夕食。1リットル0.99€(115円)の紙パック入り赤ワイン、イタリア野菜のサラダ(250g1€)+ハムとツナ、黒パン。2回に分けて食べました。

 

f:id:Seita75851833:20230816093848j:image                         ホステルのペット猫。

 

「リミニ」はアドリア海に面した長い砂浜があるリゾート地で、古代ローマ時代から交通の要所です。ローマ時代の遺跡が残っていますが、目的はサン・マリノなのでざっと回っただけでした。
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f:id:Seita75851833:20230816093956j:image                    「ティベリウスの橋」紀元14年、ローマの初代皇帝アウグストゥスによって建造が始まり、21年に完成したローマ橋。今でも車が通っています。


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f:id:Seita75851833:20230820160844j:image                     旧市街の中心「カヴール広場」 


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f:id:Seita75851833:20230816094142j:image                         15kmあるビーチは冬のためかイマイチでした。

 

翌日(11月13日) リミニ駅前からバスで南24kmの山の上にあるサン・マリノ共和国へ。約50分、5€(580円)。

「サン・マリノ共和国」の面積は琵琶湖の1/10位で人口は約3万2000人です。世界で5番目に小さい国で、ほぼ中央に標高750mのティターノ山がそびえています。頂上には城壁や要塞が残っていて、その周囲に旧市街が広がっています。世界遺産です。

バスを降りたら城門から旧市街に入り、石畳の坂道を登ります。
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街の中心「リベルタ広場」からの眺望。
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山の尾根にあるサン・マリノのシンボル「要塞」へ。
f:id:Seita75851833:20230816094736j:image                    
「城壁」


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f:id:Seita75851833:20230816094803j:image                     一番古い11世紀の要塞「ロッカ・グアイダ」

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f:id:Seita75851833:20230816094920j:image                     13世紀の見張り塔「ロッカ・モンタール」


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サン・マリノ寸景。

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11月14日 リミニから「水の都ヴェネツィア」へ。

11:47発 列車はボローニャ乗り換えで約3.5時間、28.35€(3290円)。

16:18 1時間遅れでヴェネツィア・サンタ・ルチア駅着。本土からは4kmの鉄道橋でつながっています。手前(本土側)の駅までの列車もあるので注意です。

宿の予約でまたまた問題発生❗❗ドミトリー1泊15€(1740円)で予約をしたのですが、よく見ると女性限定でした。安い男性ドミトリーは無く、ツインルームで30€+3€Taxになりました。キャンセル料が発生するので仕方なく3泊しました。
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ホステル前の路地。


f:id:Seita75851833:20230819160110j:image                         ホステルの部屋から。


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これ以上の大事件が発生❗❗❗ 暗くなった複雑で細い路地の街をホステルを探しながら、腹がへったので屋台で買ったロールサンドを食べながら歩いていたら、ジャケットのポケットに入れていた「タブレット」をすられました❗❗❗ ハンガリーブダペストで買ってからまだ1ヶ月もたっていません。😭 これからは再びインターネット無しの旅になります。😥 翌日、ツーリスト・ポリスへ行って一応盗難届けを出しました。やる気のなさそうなポリスがめんどくさそうに仕事をしていました。

ベネツィア」の始まりは他民族の侵攻を避けるため、本土の住民が干潟(島)に移り住んだ西暦425年とされています。その後、交易などで繁栄し、一時はヨーロッパ有数の都市国家となりました。ちなみに「東方見聞録」を書いたマルコ・ポーロヴェネツィア人です。 

ヴェネツィア本島はほぼ中央を「大運河」が逆S字形に通っています。そして中小の運河(水路)が街の中を縦横に巡っています。
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「大運河」
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f:id:Seita75851833:20230820164659j:image                             アカデミア橋から望む「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会」 ヴェネツィアン・バロック様式の傑作です。17世紀。

f:id:Seita75851833:20230820164728j:image                     大運河からのサルーテ教会。
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f:id:Seita75851833:20230820162319j:image                         壁に絵画が描かれた古い壮麗な建物。

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ヴェネツィアの中心「サン・マルコ広場

f:id:Seita75851833:20230820162409j:image                         冬期の満潮時には海水が流れ込んで来ます。


f:id:Seita75851833:20230820162445j:image                         右は96.8mの「鐘楼」。エレベーターで上がれます。(有料)


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ヴェネツィアのシンボル「サン・マルコ寺院」9世紀。無料(一部有料)で入れますが写真は禁止です。
f:id:Seita75851833:20230820162954j:image                     海水に浸ると組んだ足場の上を歩きます。


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f:id:Seita75851833:20230820163109j:image                     運河の向かいにあるサン・ジョルジョ・マッジョーレ島。


f:id:Seita75851833:20230820163145j:image                       

島と同名の教会、別名「水辺の白亜の貴婦人」16世紀。

 

ヴェネツィア寸景。
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f:id:Seita75851833:20230820165848j:image                     太鼓橋が多いので荷物の運搬が大変です。

f:id:Seita75851833:20230820165726j:image                     路上市場。

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f:id:Seita75851833:20230820170127j:image                     カップチーノとロールサンド。ロールサンドは持ち帰りや屋台でよく売っています。


f:id:Seita75851833:20230820170147j:image                     昔有名だった秋田犬「わさお」を思い出しました。

 

ヴェネツィア行きは予定になかったのですが、スロベニアへの途中だったので寄りました。そしたら散々な目に遭いました。観光もあまり身が入らなかったですが、今回改めて写真を見たり案内書を読んだら、面白いところだと思いました。行かれる人は気を付けて。

 

次回(9/5予定)はヴェネツィアのゴンドラ少々とスロベニア共和国クロアチア共和国セルビア共和国(多分)です。

ありがとうございました。