70歳現役バックパッカー世界一人旅  写真日記

こんにちは〜コロナ禍で旅にも出られずヒマなのでブログを始めました。現在から1970年代 (沢木耕太郎の深夜特急の時代) まで遡ろうと思います。暇があったらのぞいてください。

(81)2016年11月 中欧の旅 スイス「氷河急行」とリヒテンシュタイン少々。

2016年11月8日スイス連邦チューリッヒの朝 大事件発生❗❗❗  デジカメが故障しました。この旅に出る前に新しく買ったコンパクトカメラで、まだ1ヶ月と10日です。私の旅はカメラがないと興味が半減します。特に明日は「氷河急行」に乗る予定です。とりあえずこれから行くリヒテンシュタインで新しいカメラを探します。リヒテンシュタインは税金が安いらしいので期待です。

チューリッヒからリヒテンシュタインの首都ファドゥーツへ。まず中央駅から列車でサルガンスへ、約1時間。のちバスに乗り換えて約20分です。計38.80スイス・ フラン(4420円)。切符は通しで買えました。バス代は片道6.4フラン(725円)です。やはり高いです。
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故障したカメラで写した写真の極一部です。なんとか写っていますが全体的にぼやけていて、端に黒い影ができます。

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リヒテンシュタイン」はスイスとオーストリアの国境に位置する小国で、面積は小豆島位、人口は約39000人です。一昔前はきれいな切手の発行で有名でした。無料の切手博物館があります。今はスイスと同じく高度な工業製品や金融分野でも盛んです。第一次世界大戦後は中立を保っています。とりあえずざっと観光をします。
f:id:Seita75851833:20230804112243j:image                    
「政府庁舎」


f:id:Seita75851833:20230804112324j:image                         山の上の「ファドゥーツ城」


f:id:Seita75851833:20230804112405j:image                     城の一部。城には今も侯爵が住んているので中には入れません。


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ひと回りしてカメラ屋を探しましたが見つからず、すぐに氷河急行の乗車地「クール」へ向かいます。バスでサルガンスへ戻り、列車で約20分。列車は11フラン(1135円)でした。

15:00クール着。宿は「ビバ・ホステル」ドミトリー31フラン(3520円)。二段ベッドが並んでいるだけの質素な大部屋で、シーツやキッチンはありません。名前負けのホステルです。

チェック・インしてすぐに、ツーリスト・インフォメーションで教えてもらったデパート内のカメラショップへ。ありました❗使っていたカメラと同じメーカーのコンパクトカメラが。メーカーが同じだと電池が使え、操作も似ています。値段も手頃で99フラン(11250円)でした。スイスは関税が安いのかな? これで一安心です。
f:id:Seita75851833:20230806104909j:image                           
下が新しく買ったカメラです。成人男性の指先では扱いにくい位の大きさです。上の故障したカメラは帰国後、保証期間内での修理をしてもらいました。そして今回買ったカメラは予備として持ち歩きました。充電をする時に便利です。

 

「クール」は5000年の歴史がある、スイス最古の街です。古代からアルプスを南北に結ぶ交通の要所として栄えていました。今はアルプス越えのルートが変わった為、中世の面影を残す静かな街です。

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街の写真は新しいカメラの試写として写したこれ1枚だけです。

 

翌日(11月9日)8:56 「氷河急行(グレッシャー・エクスプレス)」に乗車。全長290kmのルートは「サン・モリッツ(1775m)」↔マッターホルン(4478m)の麓「ツェルマット(1605m)」ですが、私はクール(585m)からの途中乗車です。2等席116フラン(13200円)。全線には291の橋と91のトンネルがあり約8時間の旅です。(クールからは約6時間) 今の時期、観光用列車(展望車両)は運休中なので、今回乗ったのは同じ路線の普通の急行列車と思われます。
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f:id:Seita75851833:20230806105147j:image                     車内はガラガラで、景色の良い方の席に移動できました。


f:id:Seita75851833:20230806105235j:image                     ラックレールで急勾配を登ります。


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f:id:Seita75851833:20230806105651j:image                     この路線で最高点の峠「オーバーアルプパスヘーエ(2033m)」の手前で雪のためかバスに乗り換え。峠の景色を期待していたので残念です。

 

f:id:Seita75851833:20230806105821j:image                     「アンデルマット(1436m)」で再び乗車。


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f:id:Seita75851833:20230806110012j:image                     アンデルマットはスイス・ アルプスの交通の要所で、観光客でにぎわっています。


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「ブリーク(678m)」で終点ツェルマット行に乗り換え。ツェルマット行の乗り場は駅舎前の路面電車に乗るようなところにあったので探し回りました。ここから1.5時間で1605mまで登ります。下りも時間はあまり変わりません。

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15:13 ツェルマット(1605m)着。ここで問題が発生❗ 予約をしていた宿の場所をツーリスト・インフォメーションで聞いたら、列車で二駅前の村(Randa)でした。仕方なく二駅分の料金14フラン(1590円*17分乗車で。バカ高です)を払って戻り、投宿。

「Restaurunt Hole in One」ドミトリー33フラン(3750円)ですが、部屋はきれいなツインルームでした。(トイレ・シャワーは共同)。そして予約をしていたので、安ホステルのドミトリーの値段33フランでツインルー厶を1人で3泊しました。しかし目的はツェルマットから見るマッターホルンです。予約をした時は確かにツェルマット内のホステルでした。が、後でよく見るとツェルマット内になっていますが小さく(Randa)と書いてありました。そして翌日には予約サイトのツェルマットからは消えてRandaの項になっていました。これは宿泊者集めの詐欺的行為と思われます。冬場でしかも不便な場所でした。

翌日(11/10)は朝から雪模様だったのでホテルでゆっくり。そして    午後から雪の「Randa村」散策。
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f:id:Seita75851833:20230809092959j:image                     古い家屋。


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古い「穀物倉庫」ネズミ返しがついています。
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古い家屋ではヒツジを飼っていました。春になったら放牧でしょう。
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ヤギ?もいました。
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Randa村寸景。
f:id:Seita75851833:20230809094939j:image                         学校。

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f:id:Seita75851833:20230809095238j:image                         墓地。

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11月11日 「ツェルマット」散策。ツェルマット周辺には29座の4000m級のアルプスがありますが、村からはほとんど見えません。唯一マッターホルン(4478m)はきれいに見えます。ツェルマットから登山鉄道で行く「ゴルナーグラート展望台(3090m)」はスイスでナンバーワンの眺望といわれていますが、昨日今日は天気が悪くて無理でした。登山鉄道の乗り場にあるテレビで、展望台の天候が分かります。
f:id:Seita75851833:20230809095530j:image                     
村のメインストリート。


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f:id:Seita75851833:20230809095747j:image                       鳥の群れが。


f:id:Seita75851833:20230809100111j:image                         ネズミ返しがついている古い穀物倉庫。

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f:id:Seita75851833:20230809095910j:image                         スノータイヤかな?


f:id:Seita75851833:20230809100355j:image                     乳母車もソリです。


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f:id:Seita75851833:20230809100544j:image                     川の水は氷河からなのでミルク色をしています。


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11月12日 7:48発の列車でイタリア共和国リミニに行くので駅に向かったら、今朝は快晴でした。チケットは買ってあります。もしツェルマットに泊まっていたらマッターホルンが綺麗に見られたはずです。改めて詐欺的行為で泊まるはめになった宿をうらみました。
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乗車駅よりツェルマット方面。

 

スイスの旅は交通費が割安になる「スイス・パス」の利用をおすすめします。そして天気予報のチェックも必須です。

 

次回(8/25予定)はイタリア内の小国サンマリノです。そして水の都ヴェネツィアへ。

ありがとうございました。