2018年12月16日、アララト山山麓に位置する「ホルヴィラップ修道院」へ。アルメニアの首都エレヴァンの南約30kmにあり、エレヴァン鉄道駅の裏にあるバスターミナルから467番バスで約45分。しかしこのバスは便数が少ないです。460番バス(ヴェディ行)は1時間に1本位あり、途中下車して4km位歩きます。天気が良いとブドウ畑越しに近づいてくるアララト山と修道院の姿に気持ちが高揚します。タクシーが待っている時がありますが確実ではありません。帰りは途中下車した街道沿いで、エレヴァン方面へ行くミニバスを止めて乗ります。ヒッチも可能です。 アララト山(5165m)は旧約聖書で「ノアの方(箱)舟」が漂着したとされる山で、トルコ領になります。以前はアルメニア領だったそうです。快晴の日に行かないと山がきれいに見えないので注意です。
左の山は小アララト(3925m)。
小アララト。
入口より。聖マリア教会の裏側になります。
「聖マリア教会」(17世紀)
3世紀末にアルメニアをキリスト教化した聖グレゴリウスが13年間幽閉された穴(井戸)が別棟の礼拝堂の中にあります。前回の「リプシメ教会」の項にある、リプシメを殺害した王が幽閉しました。その後王が重い病気になった時に、聖グレゴリウスを穴から出すと治るとのお告げがあり、その通りにすると治りました。そして王はキリスト教に改宗して世界で最初に国教にしました。「ホルヴィラップ」とは深い井戸(穴)という意味です。
礼拝堂入口。
穴は深さ6m、直径4m。はしごで降ります。
2018年12月31日午後11時よりホステルで年越しパーティーがありました。ホステルの家族5名、ゲストのロシア人女性5名、フィリピン女性2名と私でした。アルメニア料理の「トルマ」とシャンパン、ブランデーなどが出ました。 ホステルは共和国広場近くの「Center Hostel &Tours」ドミトリー2250ドラム(540円)、簡単な朝食付きで家庭的なホステルでした。
「トルマ」はひき肉と米をブドウの葉で包んで茹でた料理です。細ネギ、香草とヨーグルトソースで。ラバッシュ(薄焼きパン)で包んでも食べます。
ホステルのオーナー。
日本のイノシシ年と関係があるのかな?
エレヴァンの起源は紀元前8世紀まで遡り、現存する世界で最も古い町のひとつです。2800年になるそうです。
アルメニア使徒教会のクリスマスは1月6日で、新年から休日が続きます。ジョージア正教、ロシア正教は1月7日です。 共和国広場のクリスマスツリー。
手前に馬車が走っています。
オペラ劇場のクリスマスツリー。
サンタクロース。
クリスマスマーケット。
2019年1月6日朝、「St.Hovhannes教会」でクリスマスのミサがありました。ホステルの近くでたまたま見つけた小さな教会です。
2階で合唱とオルガン演奏。
ハチュガル(十字架の石碑)1556年。
次回(5/25予定)はエレヴァンの人々、そしてアルメニアの地方へ。
ありがとうございました。