今回からは新しく2016年9月29日〜17年3月14日の中央ヨーロッパ(25ヶ国)〜キプロス〜レバノン〜エジプト〜スーダン〜イスラエル〜ヨルダンの旅です。ご存じと思いますが、このブログは過去の旅に遡りながら書いています。ちなみにこのブログを始めたのが2020年70歳の時で、今年(2023年)の7月で73歳になります。ブログを始めてからはコロナ禍で旅には出ていません。今回の旅は私が66歳の時です。
この旅の途中から、初めてインターネット(タブレット)を教えてもらいながら使い始めました。が、当然初心者に使いこなせるはずもなくホテル予約と地図に少し利用できただけでした。ゆえにこの旅は昔ながらの旅のやり方がほとんどです。今でもインターネットは使いこなしていませんが、チケット・ホテルの予約、地図アプリなどで重宝しています。
中央ヨーロッパの旅は国数が多いので駆け足旅行になりました。まずはバルト三国の「エストニア共和国」に向かいます。当時のレートは1€=116円でした。ちなみに今(2023年6月)は1€=145〜150円位です。
2016年9月29日21:30関西空港発。トルコ航空、イスタンブール行。
9月30日04:35イスタンブール着。08:05イスタンブール発、エストニア・タリン行。トルコ航空。
11:15エストニアの首都「タリン」着。
タリン空港は街の中心から3kmのところにあります。当然歩きで市心到着後、まずは宿探しです。最初は「地球の歩き方」に載っている日本人宿に行ったら満室でした。そのあと4〜5ヶ所のホステルを回ってやっと1つの空ベッドがありました。夕方になっていました。 「タリン・バックパッカーズ」ドミトリー15€(1740円)、簡単な朝食付き。しかしここは明日からの予約が埋まっていたので一泊のみになりました。宿はその日の早い者勝ちで、希望すれば連泊が可能だった昔の旅はなくなりました。今回のヨーロッパで特にそれを感じました。今思えばタリンは人気のある観光地で、特に金、土、日曜と重なっていたので安宿が埋まっていたようです。
「エストニア共和国」の面積は北海道の60%位で、人口は約134万人です。首都「タリン」は人口約43万人の港町で、フィンランド、スウェーデンからの船もあります。旧市街は約2.5kmの城壁に囲まれていて良く保存されています。一部城壁の上に登れます。
旧市街の中心は石畳の「ラエコヤ広場」で、中世の建物で囲まれています。
塔のある建物は「旧市庁舎」です。14世紀中頃〜。
高台にある「展望台」より。
中央は高さ124mの「オレフ教会」塔に登れます。
タリン寸景。
ロシア正教教会。
あくる日(10月1日)の午前中、タリンにもう1〜2泊しようと思って安宿を探しましたが見つからず。仕方なく次の国ラトヴィアの首都リーガに向かいます。タリンでは宿探しに時間を取られ、おまけに一泊だけだったのでほとんど観光ができませんでした。石畳の道を歩き回ったので足も痛くなりました。
10月1日12:45 タリン・バスターミナル発、19.9€(2300円)。 バルト三国には「リュクス・エクスプレス」と「エコラインズ」の二社のバスが走っていて、それぞれ時間などによつて微妙に値段が違います。「エコラインズ」がやや安いようです。また前日までに買うと安くなります。
今日は「インターナショナル・ミュージック・デイ」との事で、バスターミナルでコーラスをやっていました。
17:10 ラトヴィア共和国の首都リーガ着、4.5時間。国境はノンストップでした。バスターミナルは旧市街・鉄道駅のすぐ近くにあり、到着後すぐに「地球の歩き方」で宿探しです。タリンの事もありしかも土曜日だったので心配しましたが、どうにか2軒目で泊まれました。「レッド・ノウズ・ホステル」ドミトリー14€(1630円)朝食なし。旧市街の便利な場所なので少し高めです。
ホテルの窓から見えた、隣の「聖ヨハネ教会」の一部。
駅の近くに安い宿があったので移りました。「タイガー・ ホステル」ドミトリー8€(930円)。ここは安いうえに建物・部屋もきれいでした。リーガには計3泊しました。
「ラトヴィア共和国」の面積は北海道の80%位で人口は約190万人です。首都「リーガ」はバルト三国最古で最大の街です。1201年からの歴史があり、人口は約65万人です。
ダウガヴァ川より旧市街方面。
「リーガ大聖堂」1211年〜。
「ブラックヘッドの会館」15世紀の個性的な建物を再現したもの。
壁にグライダー?の絵が。
ダウガヴァ川と「アエロフロート」の看板。今はないと思いますが。
トラムも走っています。
「ブレーメンの音楽隊」の動物像。ドイツのブレーメンは姉妹都市です。
「中央市場」大きな市場で安食堂、軽食屋もあって便利です。色々な具の入った大型ピロシキ1個0.5€〜。日曜もやっています。
魚の酢漬け、燻製など加工品も多く売っています。
スモークサーモンなど燻製品。
市場内で演奏をしていました。
エストニア・タリンに1泊、ラトヴィア・リーガに3泊してバルト三国最後の国リトアニアの首都ヴィリニュスに向かいます。リーガからバス(エコラインズ)で約4時間、15.7€(1820円)。
宿は「ホステル・ゲート」ドミトリー8€(930円)。最初「地球の歩き方」の地図を見ながら行ったら閉鎖していました。困っていると、近くでチョコレートの試食販売をしていた女の子が電話をしてくれたので移転先が分かりました。旧市街の入口「夜明けの門」のすぐ近くにあり、日本人も数人泊まっていました。
ホステルの裏の「聖三位一体教会」
ある日の夕食。イワシトマト煮缶、黒パン(ライ麦パン、ずっしりと重くて腹持ちが良いです。栄養もあります)、トマト、缶ビール(安いです)、右上は話題の健康飲料「ケフィール」(ヨーグルトドリンク)。
「リトアニア共和国」の面積は北海道の80%位で、人口は約300万人です。首都「ヴィリニュス」滞在は天気が悪かったので2泊でした。
「夜明けの門」を内側より。2階に「聖テレサ教会」の礼拝堂があります。
礼拝堂にある「聖母のイコン」奇跡を起こすと信じられていて、庶民の信仰を集めています。今回は写真撮影OKでしたが、2回目(2018年)に行った時は禁止でした。
「夜明けの門」より旧市街。
「聖ペテロ&パウロ教会」1675 年。写真では分かりにくいですが、内部は2000以上の漆喰彫刻群で埋められています。
「聖アンナ教会」(左)。15世紀末に33種類の異なった形のレンガを使って建てられたゴシック建築の傑作。右端は19世紀に建てられた鐘楼。後ろは15世紀半ばの「ベルナルディン教会」。
バルト三国にも四季はありますが、秋は早く来て短いです。
モデルの撮影会?
ハレス市場(「夜明けの門」近く)内のカフェレストランの昼定食、3.2€(370円)。チキンのクリームソース+マッシュポテト、ビーツのポタージュ、野菜サラダ、ピクルス、パン少々、ジュース。久しぶりのまともな食事です。安いのがなによりです。あくる日も行きました。ロールキャベツでした。
リトアニアの首都「ヴィリニュス」は私のブログ(70)に2018年4月の旅を載せています。ご参照ください。
次回(7/1予定)はポーランド→ウクライナ→モルドヴァ→ルーマニア→ハンガリー です。
ありがとうございました。